マイホーム購入に適した年齢は?
今回は「マイホーム購入に適した年齢は?」というテーマについてお話ししたいと思います。
マイホームを将来的に購入したいと思うけど、いつがベストなのかな?
っていう疑問は、住宅の購入を検討している方なら一度は考えた事があるかと思います。
もちろん人それぞれ事情が違いますので、一概には言えませんが、私の私見としてお話しさせて頂きたいと思いますので、住宅購入のタイミングを決める材料にして頂ければと思います。
結論
結論から先に言いますと、何歳と言うのではなく購入する環境が整っているのなら「今すぐ購入するのがいい。」という事になります。
もちろん資金計画などがきっちり立っていて、購入後の支払い面で問題が無いという事が前提になります。
様々な意見があるかとは思いますが、あくまで私の個人的な意見となります。
すぐに購入した方が良い理由
住宅ローンが組めなくなる可能性
住宅を購入される方のほとんどが住宅ローンを利用して購入されます。
その住宅ローンを利用するには審査に通る必要があるのですが、フラット35以外の住宅ローンを利用する場合は、「団体信用生命保険」に加入する必要があります。
これは契約者に万が一の事が合った場合、住宅ローンの残債を保険会社が支払ってくれるという物ですが、最近は「がん特約」や「三大疾病特約」などの特約も充実しています。
その「団体信用生命保険」に加入するには基本的に持病が無く健康に問題が無いことが要件となってきますので、もし今健康であっても数年後、糖尿病などの持病を持ってしまったりすると団体信用生命保険に加入出来ず住宅ローンを借りられない可能性が出てきます。
また「がん団信」や「三大疾病特約」は加入に年齢制限を設けている銀行がほとんどで、一定の年齢を越えていると特約を付けられなくなります。
今は銀行ローンの審査に通る方でも、そういった健康上の理由や、勤務先の倒産や業績悪化などで、将来的に住宅ローンに通らなくなる可能性も出てきます。
低金利なので頭金を貯めるメリットが低い
一昔前は住宅購入資金の2割ほど現金を貯めて購入するというのが一般的でしたが、現在は住宅ローンが非常に低金利となっており、また銀行も諸費用の借入に対しても協力的なので、頭金を入れる資金を持っていても、住宅ローン控除や万が一の為の貯蓄の確保などを考えて全て住宅ローンで借りる方も増えてきました。
とはいえ、借入金額が少なければ毎月の返済額や支払う金利が少なくなるのは確かです。
しかし、今ご実家で一切の負担なく生活されている方は良いのですが、賃貸住宅にお住まいの方は、頭金を貯めている間にも家賃の支払いが発生してしまいます。
今すぐに頭金なしで購入して支払う金利と、頭金を数年間貯めてから支払う金利とその間の家賃を足した金額を比べてみると、支払う家賃にもよりますが、すぐに購入してしはらう金利の方が少なくなるケースが多いようです。
そちらについては別に記事で説明していますので、是非参考にしてみて下さい。
購入する目的が達成できない可能性
住宅購入を検討している方はそれぞれマイホームを購入することによって実現したい夢と言うか目標があるかと思います。
「一戸建てでのびのび子育てしたい。」
「教育の環境の整った校区で子育てがしたい。」
「趣味のスペースを確保したい。」
「資産として住宅を子供に残したい。」
など、人それぞれかと思います。
お客様に聞いてみると、子育てや将来の資産としてお子様に残したいという声が多いです。
子育ての為に住宅購入を検討している方は、お子様が小さいうちに購入することをお勧めします。
お子様の学校が始まると転校が伴ってきますし、早い方でしたら18歳くらいで大学通学の為に一人暮らしを始めます。
お子様が高校生になってから住宅を購入しても、一緒に生活できるのは短い方ですと数年間だけとなってしまいます。
そう考えると、お子様と一緒に生活できる期間はそんなに長くはないかと思います。
ですので、自分が描いている夢がある方は、その実現が可能かどうか考えて購入時期を決められることをお勧めします。
まとめ
今回は住宅を購入する年齢(時期)についてお話ししました。
人それぞれ環境が違いますし、事情もあるかと思いますので、私個人の意見として参考にして頂ければ幸いです。