個人信用情報について、自分自身の情報の調べ方、情報の意味など
よくローン審査に落ちたりするとブラックリストに載っているからだ、とか言いますよね。
ブラックリストなんていう物が、本当にあるのでしょうか。
あなたの個人信用情報の調べ方、そしてその情報の意味についてお話しいたします。
クリック出来る目次
個人信用情報はどこに登録されている?
以下の3つの機関に信用情報が登録されています。
CIC
主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。
CICは、平成22年3月11日に、貸金業法に基づく指定信用情報機関として、内閣総理大臣より指定を受けている。
JICC
CICと同じく、割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関であり、国内で唯一全業態を網羅する国内で最大規模の信用情報機関である。
2010年3月には、貸金業法に基づく指定信用情報機関として内閣総理大臣から指定を受けている。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
全国銀行協会(全銀協)が運営する信用情報機関であり、会員は、主に銀行、信用金庫、農協などの金融機関が多い。
この3つの機関の会員となっている企業でお金を借りたり、ローンを組んだりすると、その情報が登録される仕組みとなっている。
一般的な銀行、クレジットカード会社などは、ほぼ全ていずれかの機関の会員となっている。
情報の共有
上記の3機関で CRIN(Credit Information Network)というネットワークを運営しており、各機関が保有する信用情報を情報共有している。
情報の調べ方
各機関によって取得方法が異なります。
情報の見方
手続きして遅くとも1週間ほどで、信用情報が届きます。
これがCICの個人情報の実物です。
$マーク
請求通り入金があった。(このマークだけが並んでいる状態が正常で望ましい)
A
入金が入金期日にされなかった。
P
請求額の一部入金があった
異動
長期にわたる入金の遅れ(61日以上または3か月以上)
もしくは裁判所より破産宣告したもの。
これがあると住宅ローンは一発アウトと思った方がいいです。
俗に異動が付いている状態をブラックリストと呼んでいます。
そういう名前のリストがあるわけではないです。
完了
支払が完了したもの
保有期限
支払が完了していると記入されます。
この期日までこの情報が保有されます。
信用情報の保有期間
いずれの機関も、契約終了から5年間となっております。
KSCのみ民事再生手続の情報・官報によって一般に公開された破産の情報は10年間となっています。
情報参照履歴
クレジットカードやローンを申し込むと、その会社が信用情報を調べますので、 加盟業者が個人信用情報に照会した履歴が残ります。
この情報は半年間残ります。
これで分かるのは照会した履歴なので、その結果までは分かりません。
ただ何社も銀行ローンを申し込んでいて、いずれとも契約していないと、すべての審査に落ちたと見られてしまう可能性があります。
ちなみに自分自身の情報を取得しても履歴は残りません。
注意事項
今はかなり減りましたが、下記様な事を言ってくる業者がまれにいますが、いずれも詐欺または違法行為です、注意して下さい。
〇〇万円で信用情報を修正できる
これは100%嘘です。
信用情報を修正できるのは登録した加盟業者だけなので、第三者が書き換えることは出来ません。
異動情報が付いたままでも住宅ローンが組める方法がある
もしかしたら、あるのかもしれませんが、その可能性は限りなくゼロに近いと思った方がいいでしょう。
昔は養子縁組で名前を変えて、申し込む業者などが居ました。
履歴が全くない人
俗に「ホワイト」「スーパーホワイト」と言われます。
このご時世に、一切のクレジット履歴が無い人は、年齢などによっては、自己破産などで、クレジットガードなどが作れない人じゃないかと思われマイナスの要因となります。
まとめ
いかかだったでしょうか。
信用情報を見て、$マーク以外が付いていたら要注意です。
その内容をよく確認しましょう。
個人信用情報は一回悪い履歴が付いてしまうと、長期間にわたり残ってしまいます。
住宅の購入を考えている人は、日ごろから支払の期日などに気を付けましょう。