注文住宅のメリット・デメリットについて徹底解説!
今回は「注文住宅」についてのお話しです。
注文住宅というと、一般的にはお金持ちの人が建てる豪華な家というイメージで敷居が高そうですが、実際に注文住宅とはどういったもので、メリット・デメリットは何で、どういった人に向いているのでしょうか?
詳しく話していきたいと思います。
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注文住宅とは
注文住宅とは、あらかじめ間取りや仕様が決まっている建売住宅に対して、 施工主が、自分の希望をいかして建築する新築住宅の事をいいます 。
一般的に建売住宅と比べて工期が長く、建物の価格も高額になる場合が多いです。
注文住宅の相場
2018年度の注文住宅の全国平均価格は、約3,395万円で、同じ年の建売住宅の全国平均価格が約3,442万円ですので、建物だけで建売住宅の土地+建物の価格がおおよその相場と言えそうです。
注文住宅の流れ
注文住宅を土地から探す場合大まかな流れは以下の通りになります。
①予算の決定・建築会社の決定
まずは一番大事な予算と、設計をお願いする建築会社を決めましょう
②土地の決定
土地を所有していない場合はまず土地を探しましょう。
③建築プランの決定
見つけた土地にあったプランを作成してもらいます。
④土地・建物の売買契約
プランが決まれば売買契約です。
⑤住宅ローン
住宅ローンの本申し込みなどを行います。
⑥土地の引き渡し
先に土地の引き渡しを行います。
⑦建物完成・引き渡し
建物が完成し、いよいよ引っ越しです。
土地が建築会社の所有の場合等、ケースによって若干変わってきますが、大体はこの流れになります。
注文住宅のタイプ
注文住宅は、ゼロベースで打ち合わせを行い作り上げていくフルオーダーと、一定の規格の中から仕様などを決めていくセミオーダーに分かれています。
フルオーダー
フルオーダーの場合は、使用する木材や断熱材、窓の大きさや種類、キッチンやお風呂場のメーカーの選択など、ほぼ全ての項目を施主が選択して決定します。
予算さえ許せば、ほぼ100%自分の希望の家を建てることができますが、そのかわり完成時のイメージがつかみにくい可能性があります。
セミオーダー
基本となるプランを基に図面を作成してく方法です。
費用はフルオーダーに比べて安くなりますが、工法や材料などは選択肢が限られます。
ほとんどの注文住宅メーカーはこの方法をとっています。
パワービルダーの注文住宅
パワービルダーと言えば建売住宅のイメージですが、実は注文住宅も手掛けていいる会社も複数あります。
パワービルダーの場合、セミオーダータイプとなり選択肢は狭くなりますが、一般的な有名ハウスメーカーと比べて建築費用が抑えられます。
飯田グループの注文住宅
注文住宅のメリット
自分のこだわりが反映された好きな家が建てられる
これが最大のメリットでしょう。
鉄骨造でも平屋建てでも、予算さえあれば何でも自由に選択できます。
ペットを飼っている方は、専用のドッグランを作って玄関わき足の洗い場を作ることも可能ですし、料理が好きな人は、豪華なアイランドキッチンを置くことだってできます。
建物の建築工程が確認できる
すでに完成している場合が多い建売住宅と違い、基礎の段階から完成まで、建物の工程を実際に見て確認することができます。
注文住宅のデメリット
建築費用が高額になる
自分のこだわりを実現できる代わりに建築費用は建売住宅と比べて高くなります。
また、地盤改良費や外構工事にかかる費用なども考慮しておかなければいけません。
土地が必要
注文住宅は土地とセットではありませんので、土地を持っていない方は土地を探す必要があります。
希望するハウスメーカーは決まっているが、土地が見つからないという方はたくさんいます。
工期が長い
これも建売住宅と比べた場合ですが、工法にもよりますが、着工から完成まで約2ヵ月である建売住宅と比べて、およそ倍の工期がかかります。
打ち合わせ等が多い
自分のこだわりを反映できるという事は、その分決めなくてはいけない事が多いという事です。
かなりの回数の打ち合わせが必要となります。
こんな人に向いています
- 建物に対するこだわりがあり、実現したい。
- 他の人と同じ家に住みたくない
- 土地を持っていて、そこに住み続けたい
こういった方は、建売住宅よりも注文住宅の方が向いているといえるでしょう。
注文住宅での失敗・後悔
自分のイメージ通りに住宅を設計できるのが注文住宅の最大のメリットですが、実際に住んでみると、イメージと違い後悔するケースも多いようです。
主に以下のポイントで失敗する方が多いです。
- リビング階段・吹き抜け
家族が必ず顔を合わせるリビング階段や、開放感あふれる大きな吹き抜けは誰しも憧れますが、実際に生活してみるとエアコンが全く効かず光熱費が掛かってしまいます。 - 家事動線
お風呂や洗面所の広さを優先してLDKとは違う階に設置するなど、普段の家事動線を意識しないで家づくりをすると、奥様の負担が増えてしまいます。 - コンセント
せっかくお気に入りの家具などを揃えてばっちりインテリアを決めても、必要な場所にコンセントが無いと、延長コードが見えてしまい台無しです。 - 過剰な設備
浴室テレビや食器洗浄乾燥機など、使わない人に取っては全く無意味な装備になってしまいます。 - 収納
部屋の広さを優先して、収納の数を十分に確保しないと、物があふれて生活感丸出しの家になってしまいます。
まとめ
今回は注文住宅についてお話ししました。
注文住宅と聞くと豪華なお屋敷をイメージしますが、今はパワービルダーも安価で建築できる注文住宅を土地扱っています。
建てる人の希望にもよりますが、そういった方法も検討したほうが選択肢が広がり良い選択ができるかもしれません。