建売住宅購入のメリット6つと、3つのデメリット
住宅の購入を検討し始めた時に、だれでも「建売住宅」と「注文住宅」のどちらのほうが良いのか考えた事ありますよね。
日本の風潮として、注文住宅 > 建売住宅 というのがあります。
具体的な理由は分からないけど、注文住宅の方が建売住より優れているていうイメージです。
果たして建売住宅は本当にダメなのでしょうか?
今回は建売住宅購入のメリット・デメリットについてお話しします。
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建売住宅とは
建売住宅とは、土地と建物がセットになっており、買い手がつく前に、売主が建物の間取り・仕様などを決定し、建築を行うものです。
基本的には完成している物が多いですが、建築前からも販売は行われます。
6つのメリット
購入価格が安く分かりやすい
これが、建売住宅最大のメリットでしょう。
建売住宅の価格は土地・建物セットとなっており、そのため価格が非常に分かりやすくなっています。
注文建築や契約後に建物の建築を行う売り建て住宅では、外構工事費用や建築確認申請費用、水道メーター負担金などが別途になっているケースが多いです。
建売住宅の場合、別途費用が必要等の記載がない限り追加の費用は発生致しません。
多くのパワービルダーでは資材の大量発注、仕様や工法の一律による工期の短縮を行う事によって、徹底的にコストダウンを行う事によって利益を確保し、販売価格を安く設定しています。
そのため周辺の同条件の物件価格と比べた場合、数百万円程安くなっているケースが多いです。
住み始めるまでの期間が短い
建売住宅は、基本的に建物が完成していますので、打ち合わせ等に時間を取られる必要が無く、住宅ローンの事前審査などの事前準備が整っていた場合、本当に早いケースですと契約から引き渡しまで2週間、平均的な日程でも3週間から1か月となります。
なので、すぐに入居をしたい方にはお勧めです。
実物をみて決めることができる
建売住宅は、完成していれば注文住宅と違い、 実物を見て、日当たり、間取や生活動線、建具などの色、外構などを確認してから購入を決めることができますので、「イメージと違う」「使い勝手が思っていたより悪い」という事が起きにくいです。
もちろん、ぎりぎり入るかどうか分からないサイズの家具なども、寸法を測って確認する事が出来ます。
立地が良い物件がほとんど
売主業者は、土地を購入して買い手がつく前に建物を建築します。
売れ残ると最悪の場合中古住宅になりますし、非常にリスクが高くなります。
なので、売れにくい環境の悪い土地などは買いませんし、買ったとしても、それに見合った安い価格で売り出します。
手続きがシンプル
注文住宅の場合、間取りや仕様、外構等の打ち合わせが結構な回数行われます。
これはこれで楽しい物なのですが、お仕事で時間が取れない方にとっては結構な負担となります。
建売住宅は未完成の場合でも、仕様などがすべて決まっていますので、打ち合わせをする必要はありません。
住宅ローンの手続きに関しても、事前審査はチラシなどの広告資料で行ってもらえる金融機関も多いですし、合計の物件価格も非常にシンプルで分かりやすいです。
境界問題が起きにくい
大手の建売業者では、土地を購入する際に、土地の確定測量を行い面積を確定し、隣地との境界の確定も行っています。
ですので、物件を購入して引越しをしてから、隣地の方と境界についてもめるケースは非常に少なくなっています。
※建売でも業者によっては確定測量を行っていないケースもありますので、事前に確認が必要です。
3つのデメリット
デザイン性が乏しい
多くの建売住宅では、万人受けする無難なデザインの建物を建築します。
ですので、大型の分譲地の場合、似たような外観の建物が並ぶ可能性もあります。
人によっては、周りと同じデザインについて物足りなさを感じてしまう方もいらっしゃる方もおられるかもしれません。
贅沢装備は少ない
建築コストを抑えるために、贅沢な設備(床暖房・食器洗浄乾燥機・ソーラーパネル等)は付いていないケースがほとんどです。
希望する場合はオプションとなりますので、内容によっては高額になる可能性があります。
しかし、目に見えてグレードが低い設備を使用しているという事もなく、建物の性能評価書を取得している会社も増えてきていますので、安かろう悪かろうではありません。
建築過程を見ることが出来ない
建売住宅では基本的に建物は完成していますので、基礎や上棟の段階を見る事が出来ません。
きちんと第三者機関や行政による検査を受けていますし、建物の保証もあるので、リスクは少ないのですが、建物の建築過程を見たいという方にとってはデメリットになります。
建売住宅購入時によくあるトラブル
あると思っていた設備がない
建売住宅の場合、コストを抑えるために必要最低限の設備になっているケースが多いです。
ですので、お客様があって当然と思っていた網戸や、隣地との境界フェンスが無い場合も珍しくありません。
引き渡し前の内覧会の時に、付くかどうか不明な設備がある場合は、設置されないのか後で設置する予定なのかを確認するようにしておきましょう。
引越しをしてから大きな傷などが見つかった
建売住宅はそれ自体がモデルハウスの役目も兼ねていますので、多くのお客様が内覧されます。
その時にどうしても傷や汚れなどが付いてしまう場合もあります。
建売住宅を購入する場合、引き渡し前に物件の確認をする内覧会を行います。
その時に床や壁の傷を確認して修繕してもらうのですが、結構見落としてしまう事も多いです。
重要事項説明書には、あとで見つかった傷の補修は有償になるという文言が入っているケースが多く、運よく無償で対応してもらえれば良いですが、有償の場合は揉めてしまうケースもあります。
そうならないためにも上のケースと同じく、内覧会の時に良くチェックしておきましょう。
前もって準備しておくべきこと
建売住宅に限ったことではないですが、物件を見に行ってその物件が気に入った場合、申込を行うのですが、当然早い者勝ちとなり、他に申し込みがあれば、そちらが優先されてしまいます。
その時に大事なことが住宅ローンの事前審査に通っているかどうかという事です。
事前審査に通っていなければ、物件を止めてもらう事もお願いできませんし、契約も出来ません。
今はお客様個人でも簡単にネットで事前審査ができますので、やってみるのもいいですし、そこまでしなくてもすぐに事前審査ができるように、源泉徴収などの収入証明はすぐに出せるように用意しておきましょう。
建売住宅に限ったことではないですが、物件を見に行ってその物件が気に入った場合、申込を行うのですが、当然早い者勝ちとなり、他に申し込みがあれば、そちらが優先されてしまいます。
その時に大事なことが住宅ローンの事前審査に通っているかどうかという事です。
事前審査に通っていなければ、物件を止めてもらう事もお願いできませんし、契約も出来ません。
今はお客様個人でも簡単にネットで事前審査ができますので、やってみるのもいいですし、そこまでしなくてもすぐに事前審査ができるように、源泉徴収などの収入証明はすぐに出せるように用意しておきましょう。
まとめ
今回は建売住宅のメリット・デメリットについてお話ししました。
建売住宅の一番のメリットは、やはり価格が安いことだと思います。
しかし、そのメリットよりもデメリットの方が大きいと感じる方は注文住宅という選択になるのではないでしょうか。
今回はここまでです。